イタチって害獣⁉農家の天敵イタチの生態と駆除方法とは‼
日本の害獣に指定されているイタチですが、夜になると街中にやってきたりしているのを、見かけたことがありますね。タヌキや、最近ニュースにもなっているイノシシもしかりです。農家を荒らすこの動物は害獣として、駆除される対象とされています。
夜ばかりではないのんですよ。ここ数日、真昼間にカワセミを探しに多摩川を探索中、夫婦でいるのを発見しました。 可愛いのか可愛くないのか、ファインダー越しなので・・・・・。
同じ種類のペレットなんかは可愛いのですが、イタチと聞くだけで、害獣だと思い込んでしまう、なんとも、イタチにとっては迷惑な話ですね。
そこで、今回は、つい最近見かけたイタチについて調べてみました。害獣としてのイタチを追う払うのか、駆除するのか、参考にしてください。
イタチの生態
イタチはネコ目イヌ科クマ下目イタチ科イタチ属とまぁいろいろ含まれる哺乳類です。猫や犬、はたまた熊であるイタチとはややこしいですね。先祖はいったい何なのかと思います。ややこしいのでイタチ科イタチ属としておきましょう。
イタチの仲間には『オコジョ・イイナズ・ミンク・ペレット』などがいて、中でも、高級な毛皮で有名なのが『ミンク』でペットで可愛がられているのが『ペレット』ですね。
イタチという呼び方は、日本で多く住む『ニホンイタチ』と外来種の『チョウセンイタチ』のことを指します。農家や家庭菜園、家畜などを営む家庭を襲い被害にあっている昨今です。もともとは田舎の藪の中に生息していると思われていますが、最近では、住宅にも侵入して家の軒に巣を作ったりする厄介のもです。
イタチの分布
ニホンイタチは本州から四国・九州までと幅広く分布し脅威をもたらしています。そして、外来種のチョウセンセンイタチは、本州中部以南や九州、四国に分布しています。本来は、ネズミなどの害獣駆除のため放たれた経緯があるものの、今ではその本人が害獣に指定されるとは因果な話です。
イタチの形態
胴長短足で尻尾が長い。下顎が白っぽく額の中央部分から鼻にかけて濃褐色の斑紋があり、成獣の大きさは雄が多大きくメスはかなり小さいのが特徴です。また、チョウセンイタチの方が大きく、ノホンイタチを山間部に追いやったとされています。今ではチョウセンイタチの方が多く捕獲されています。
・口元の白い部分がはっきりしているのがチョウセンイタチです
・尻尾の長さが体の半分以上あるのはチョウセンイタチで半分以下の長さがニホンイタチです
チョウセンイタチの方が大きいことは分かったが、突然出くわしたらどちらかは分からないですね。写真に撮って見比べないとダメですね。
大きさの違いを見比べました
どれくらいの大きさの違いがあるのかな!
ニホンイタチ | チョウセンイタチ | |
写真で比較 | ||
体毛色 | 夏:褐色かかった黄土色・冬:山吹色 | やや褐色かかった山吹色 |
体長 | 雄:30~37㎝ | 雄:28㎝~39㎝ |
雌:20~27㎝ | 雌:25㎝~31㎝ | |
体重 | 雄:290~650g | 雄:650~820g |
雌:110~180g | 雌:360~430g |
比べるとチョウセンイタチノ大きさには驚きですね。
イタチの生態は!
イタチの生態を調べてみました。
- 冬眠することがなく年中活動している
- 夜行性と言われているが、定かではなく昼夜問わずエサを求めて活動する
- 警戒心が強く人を見ると逃げる
- 小さいわりに獰猛で攻撃する性質を持っている
- 繁殖は年1回3月~5月に交尾しほぼ一か月後に出産する。(平均3~5匹生まれる)
- 子供は70~80日で成獣となり親と離れ子供たちで行動するようになる
- イタチの寿命は短く1.4年~1.9年。飼育されたチョウセンイタチは8.8年生存した例もある
- 生息場所は平野部の草地や川、沼地、湿地、沢などである。
- 手足に水かきがあり泳ぐのも得意としている
- 性格は獰猛で攻撃的である
- 肛門周辺にい臭腺があり、危険を感じたら臭い液を分泌する
などがあげられます。
イタチの好む食べものは
小柄な体系ではあるが、凶暴で且つ肉食動物です。ネズミや鳥類も捕食し、自分より大きな鶏まで捕食し
ます。水に潜り、魚やカニなども食べることもある雑食系の厄介者ですね。
農家の天敵イタチの被害と駆除は!!
ニホンイタチは、国際保護連合により、2016年から準絶滅危惧種の指定を受けています。本来は、守らなけれなならない動物でもあるのですね。けっこいたずらするのはチョウセンイタチで多く捕獲されています。
なので、イタチをむやみやたらに殺すのではなく、捕獲して森の奥に放つことになっています。でも、危険が迫ったら殺処分もやむおえない場合もあります。
イタチの被害には
農作物や家畜被害といった農家の皆様には厄介な動物で、最近は、民家に巣を作り繁殖することですね。
・鳴き声や走り回る騒音被害
・家畜や農作物を荒らす食害
・巣を作るときの屋根裏などの断熱材破損とう壊される被害
・ノミやダニが寄生している寄生虫被害
では、どうやって駆除や防止すればいいか説明します。
イタチを駆除や防止する方法
まず、イタチの被害なのか、今頻繁に発生しているハクビシンの被害なのかを確かめておきましょう。
イタチの好む環境を作らない
イタチはネズミや鳥類などを捕食します。家の軒先や屋根裏に巣は無いか確認し、居そうな場所に忌避剤や漂白剤、木酢液などを置き、イタチが嫌う匂いで追い払います。
侵入口を塞ぐ
5㎝の穴でも潜り抜けるイタチです。イタチが居ないのを確認して、どんな隙間でも塞ぎましょう。イタチは一度侵入すると何度でも入ってきます。徹底的に穴をふさぐことです
侵入場所に仕掛けをして捕獲する
素人では難しい捕獲術。これは、専門家に任せるしかありませんね。でも、確実に駆除するには、専門家の力を借りましょう。
捕獲したイタチは、できるだけ早く山や川になどで放ってください。
まとめ
- 日本では2種類のイタチが生息しています。
- 外来種であるチョウセンイタチノ方が多きいです。
- 小さいわりには獰猛で攻撃性があるので発見しても近寄ってはいけません。
- 雑食で、家畜や野菜、川魚なども食べる
- 害獣指定であるが、特にニホンイタチは準絶滅危惧種である
- イタチ被害を防止するには、イタチが嫌う環境にすることです
- 捕獲するときは専門家に依頼しましょう。
小さくですばしっこいイタチです。でも、凶暴な性格を持っており、近寄ると攻撃してくやもしれません。でも、人を見ると逃げてしまう臆病な動物でもあります。絶滅危惧種に指定されているニホンイタチは見つけても殺処分せず、専門家に依頼して捕獲してもらいましょう。
とにかく、イタチが好む環境を作らないようにするのが一番の防止策です。
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